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こんにちは。さゆりです。
いまこれを読んでくれている方の親御さんは、介護の必要などなく、自立した生活を送れていますか。
わたしの母は70代前半ですが、現在、要介護3の状態です。
普通に自力で暮らせていた高齢の親が、ある日突然、ケガなどをきっかけに介護生活が始まることがあります。
最初は在宅介護をしていても、だんだん介護をする側がつらくなり「在宅介護は限界かも・・」と思う日が来るかもしれません。
その時に「親が施設への入居は絶対したくない、と言っている」とか「施設の見学にいったけど、預けるのはやっぱりかわいそう」という葛藤を抱くことが多いです。
なので最初は在宅介護をする・・・といった選択をすることも間違いではないです。
しかし「介護施設探しを、できるだけ早く始める。」
このことが、子にとって一番大事なことだと、わたしは思うのです。
なぜ「在宅介護より施設介護」なのか。
その理由について、わたしの経験を踏まえて解説します。
ぜひ記事を読んでください。
一番大きい理由:自分の人生を優先できなくなるから。
例えば、医師から「(親御さんの寿命は)残り数か月と思われます」と宣言があれば、親の人生の最後は介護してあげたい、と思う方が多いですよね。この場合は、思う存分、親との大切な時間を過ごしてください。
しかし一般的な介護は、いつ終わるか誰にもわかりません。
いつ終わるかわからない介護生活を、ほぼ24時間体制で付き添わなければならない。
こんな生活、続けられるでしょうか。
親のことが大事でも、好きであっても、介護を続けるうちに「なんで自分ばかりこんなに大変なのだろう」という気持ちになり、徐々に落ち込み、あきらめや絶望、親に対する憎しみまでうまれてきてしまうかもしれません。
そのような気持ちにならないためには「親の人生と自分の人生を分けて考える」ことが必要です。
「親の面倒を、子どもがみるのは当たり前。育ててもらったんだから、子どもが恩返しするのは当たり前」だし、そうは割り切れない気持ちも、わかります。
そんな時は、苦しいですがこんな風に考えたらどうでしょう。
「子どものいる人生を選んだのは親自身。」
とても突き放した考え方になってしまいますが、でも本質は、そうですよね。
私たちも「結婚するか、しないか」「子どもを持つか、持たないか」を考え、選択して生きてますよね。
親も同じです。数十年前に「子どもを持つ」という選択をしたのです。
子どもを持つ理由として「将来的に面倒をみてもらいたい」という気持ちがあったとしても、それを子どもに押し付けるのは、言い方を悪くすると「身勝手」と言えます。
親自身も、自分の子を「道具」とは思っていないと思いますが、親の「施設に入りたくない」という言葉の裏返しは、子に対する「あなたが面倒みればいいじゃない」と同じこと。
その言葉に素直に従う必要はないと、わたしは考えます。
「じゃあ、どうしたらいいの?」という疑問に対して、2つの対策法をがあります。
対策1:率直に「自分がどうしたいか」をケアマネさんに伝える
ケアマネ(ケアマネージャー)さんは、さまざまな家庭・介護状況を見てきているので、子どもの辛い気持ちを理解してくれる方がほとんど、です(まれに、そりが合わないケアマネさんもいますが・・)。
なので「親の介護がつらくて、しんどいです」と言えば、子の気持ちを考慮したケアプランを考えてくれます。
介護保険で使えるサービスはたくさんあるので、ご自身で調べておきましょう。
使い勝手のよいサービスがあることを知っていれば、ケアマネが提案するケアプランに組み込まれていないサービスを、提案することで組み入れてくれることもあります。
また「もう自分では介護ができません」と伝えれば、施設探しを進めてくれます。
対策2:施設探しを早急に始める
親が1人で過ごすのが難しい状況(食事が一人では取れない、トイレに一人で行くのは難しい、火の始末が心配)で、かつ子が「介護離職をしそう」「虐待してしまいそう」「心身ともにつらい」状況の場合、すぐに施設への入居をしたほうがよいです。
親と距離を置かないと、状況が悪化して取返しがつかないことになります。
ですので、施設探しは早急に始めましょう。
施設の検索サイトは、ウェブ上にいくつもあります。
条件を細かく設定することも可能なので、地域・予算・介護度などを選択し、気になる施設を検討しましょう。
実際に見学も行きましょう。その際は、自身の配偶者・兄弟・親しい知人など、複数人で訪問すると、より客観的な目で見ることができます。
施設探しにおすすめなサイトはこちら↓↓
筆者の体験談
筆者の場合、親を一時的に預かった1日目から「施設を探そう!」と決意しました。
10数年離れてくらしていた親を介護する生活を1日送っただけで、私自身が参ってしまったのですが、、
今振り返ると、親の以下のような性格が原因で「一緒に暮らしたくない(泣)」と思ったのだと思います。
・やたらに外出(買い物)たがる
→ 外でお金を使うのが好きな親だったので、数時間置きに「どこかに行きたい」と言うので、困りました。
・介護状態になった現状を嘆く親に、同情できなかった
→ 介護状態になったのは、親自身が病気を甘くみて、放置していたことにも原因がありました。また親の金銭状況も貧しく、私の金銭を当てにする性格が本当に嫌でした。
・親が「毒親」だと気づいたから
→ 結婚し、夫の実家との関係を重ねるほどに、自身の実家がおかしい(=毒親だった)ことに気づいたのです。なので、実家に帰る足も遠のき、たまに会っても一緒にいるのが苦痛になってしまいました。
私のような例は、まれなのかもしれません。
しかし、今は良好な関係と思ってても、介護生活が始まったら徐々に関係性が悪くなるかもしれません。
なので現在、親の介護で悩んでいる方は「施設探し」に対して、前向きに検討してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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